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名称 寺野の大クス (てらののおおくす)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 クスノキ
樹高 36m(注2)
目通り幹囲 12.0m(注2)
推定樹齢 伝承1000年(注2)
所在地の地名 愛知県岡崎市夏山町寺野(注3)
〃 3次メッシュコード 5237−32−34
〃 緯度・経度 北緯34度56分53.2秒
東経137度17分54.6秒
愛知県指定天然記念物(1968年11月4日指定)
撮影年月日 2007年2月3日
注1)岡崎市教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による
注3)2006年1月1日、岡崎市に合併。旧行政区は額田郡額田町
旧額田町役場から北に向かう国道が473号。しばらくは谷に沿って走り、寺野集落の辺りから、だんだん高度をかせいでゆく。
その寺野集落の中ほど。見通しの良い、開けた東向き斜面の中腹で、国道が大きくカーブする。そのカーブのすぐ外側に1本の大クスノキが立っている。位置からして、上りでも下りでも、カーブにさしかかる手前で、正面に見えることになる。この国道を走るドライバーが必ず目にする大クスだ。
クスノキを訪ねてくる人も多いのだろう。国道脇には、乗用車なら3〜4台停められそうな駐車スペースが設けられている。
石垣を組んで作った小高い境内に、薬師堂がある。その斜め後ろにクスノキ。
と言うか、後ろに見えるのは根だけ。クスノキの本体は背後の切り立った斜面上部に立っている。
下図で、根の様子がおわかりだろうか。岩塊、緞帳、滝。なんとでも形容できそうなスケール感がある。
樹勢もすばらしい(中図参照)。道路側には切除された大枝も見られるが、全体に頂部までよく残っている。それらがたくさんの葉をつけ、朝日に輝いている。案内板によれば、大風で折れた一枝の代価で祭の芝居が興行できたとか。
ただ、見た感じでは、標記データほどの目通りはなさそうに思われた。(かと言って、「名木」の評価を損なうものではないが) |
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