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名称 太夫の大樟 (たゆうのおおくす)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 クスノキ
樹高 20m/20m(注2)
目通り幹囲 6.8m/4.9m(注2)
推定樹齢 伝承約400年(注3)
所在地の地名 三重県桑名市太夫
〃 3次メッシュコード 5236−45−73
〃 緯度・経度 北緯35度03分49.4秒
東経136度40分02.2秒
桑名市指定天然記念物(1959年7月17日指定)
撮影年月日 2009年7月20日
注1)設置者名・設置年月とも不詳(記載内容からみて、桑名市教育委員会が設置した可能性が高い)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による
注3)案内板に、「天正年間(1573〜92)、三河の武士が、この六本樟に隠れて一命が助かったので、後年、このクスノキが枯れた時、その母親がお礼に植えたという」とあった。そこから計算すると、およそこれくらいか
太夫は地名。旧市街地の外れ。静かな住宅地である。太夫の中心付近には南大山田神社が鎮座している。
境内の西側に回ってみると、神社から少し離れたところに、大クスの姿が左中図のように見えてくる。
昔はこの辺りも境内に含まれていたらしい。御神木として注連縄が掛けられているが、現在、所有権は神社ではなく、太夫自治会に帰しているようだ(環境庁編「日本の巨樹・巨木林」では「公有」とされている)。
案内板によれば、「太夫の大樟一本」が市天然記念物指定を受けた。この2幹のクスノキ全体を1株と見たわけである。
確かに根のところではくっついているけれども、私には、1本と見るのは抵抗がある。旧環境庁時代にこのクスノキを調査した人物も同感だったようで、標記データは、この木を2本と見たもの。
しかし、1本か2本かの議論は些細なことである。樹冠はまったく一つと言っていい。堂々たるものだ。
ところで、このクスノキの個性は、大きな瘤にある。
コブは「よろこぶ」に通ずるとして、歓迎されることも多々ある。ここではどうなのだろうか。
道路側から瘤が見えないのが、ちょっと残念。
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