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名称 達沢原生林のコナラ
(たつさわげんせいりんのこなら)
名称の典拠 なし
樹種 コナラ
樹高 28m(注1)
目通り幹囲 5.1m(注2)
推定樹齢 200〜299年(注1)
所在地の地名 福島県耶麻郡猪苗代町蚕養(こがい)字大達沢
〃 3次メッシュコード 5640−31−07
〃 緯度・経度 北緯37度35分29秒
東経140度13分01秒
福島県指定天然記念物(1992年3月24日、「達沢大山祇神社社叢」として境内林全体を指定)
撮影年月日 2011年11月5日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注2)上記環境庁資料には6.0mとあったが、実際はそれほど太くない。高地側の地上から1.3mの高さで幹囲を実測したところ5.1mだった
布森山(1178m)と日蔭山(1076m)の間を、酸川の支流の一つ達沢川が北上する。達沢集落は、川に沿って続く一本道の途中。標高は780mほど。
初め、「原生林」の名に、深山に潜む手つかずの森を想像していた。どうせ、ガイドの手助けが必要なのだろうと思い込み、探訪は諦めていた。
調べてみると、「手つかず」は間違いないが、意外にも生活圏内にあることがわかり、早速訪ねることにした。
達沢集落の中ほどに大山祇神社がある。その社叢が「達沢原生林」と呼ばれているのだった。ここにあるのは全て「神の木」であり、決して切ってはならぬと言い伝えられてきたらしい。
広さは約2ヘクタール。ぐるっと回ってみて、標記のコナラが最も太そうだ。社殿の近くに立っている。
しかし、ほかに目通り4m台のミズナラやコナラが何本も首位の座を狙っている。すばらしい巨木の森だ。
ところで、森の奥に向かうとき、カモシカを見つけた。少し高い位置から、こちらを見ている。
生憎、望遠レンズは車に置いたまま。装着しているのは、焦点距離が55ミリしかない。こちらは無関心を装って、まっすぐ向かわず、斜めに距離を詰めた。50m弱まで近づいて、なんとか姿を納めることができたが、そのあと逃げられてしまった。 |
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