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名称 辰之戸のトチノキ (たつのどのとちのき)
名称の典拠 なし
樹種 トチノキ
樹高 18m(注1)
目通り幹囲 5.7m(注1)
推定樹齢 200〜299年(注1)
所在地の地名 静岡県浜松市天竜区水窪町奥領家(辰之戸)(注2)
〃 3次メッシュコード 5237−67−92
〃 緯度・経度 北緯35度14分48.6秒
東経137度54分23.2秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2020年10月2日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による
注2)2005年7月1日、浜松市に合併。旧行政区は磐田郡水窪町
信濃国と遠江国を結ぶ秋葉街道の国境が青崩峠(あおくずれとうげ)である。(今は長野県と静岡県を結ぶ国道152号の県境。国道ではあるが自動車で峠越えはできないので注意)
静岡県側から峠に向かう。左図のトチノキに会うためだ。今は池島(いけじま)が最も峠寄りの集落になっているが、かつてはさらに2kmほど奥にもう一つ集落があった。それが辰之戸である。
ところどころに残る集落の痕跡を横目に見ながら峠道を進む。間もなく集落名を貰った辰之戸橋が現れ、そのすぐ手前、右手にトチノキが立っていた。
地上2mほどで大きく2幹に分かれ、全体が翁川(おきながわ)の方に少し傾いて立っている。
川から立ち上る水蒸気のせいか、日影になる側の幹には苔が多くついている、
幹の瘤はかつての大枝の痕だろうか。
人々の声が周囲に聞こえなくなって久しい。
トチノキも寂しい思いをしているのではないだろうか。 |
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