ページタイトル(舘野のイチョウ) サイトのシンボル

画像:舘野のイチョウ(幹と並ぶ)

画像:舘野のイチョウ(全景)
名称 舘野のイチョウ (たてののいちょう)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 イチョウ
樹高 35m(注2)
目通り幹囲 6.9m(注2)
推定樹齢 800年(注3)
所在地の地名 福島県二本松市舘野2丁目
 
〃 3次メッシュコード 5640−23−72
 
〃 緯度・経度 北緯37度34分02.8秒
           東経140度24分07.5秒
二本松市指定天然記念物(1980年9月16日指定)
撮影年月日 2005年9月23日

注1)二本松市教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注3)現地の案内板による





 舘野はJR杉田駅の西約1km、国道4号と東北自動車道に挟まれる丘陵地だ。
 水田内の道を進んで行くと、小高くなった民家の背後に大イチョウが見えてくる。
 集落内の道は狭く、車を停める場所がないので、少し離れた場所に置いて歩いた。
 道からイチョウまで、直接に道がつけられている。イチョウは、安達さんという方の所有物だが、訪問者が自由に訪れることができるよう、便宜がはかられているのだ。
 安達家は、安達太良山念久寺大音院と称した本山派修験の末裔で、明治の修験廃止令によって帰農した経歴をもつ。修験時代の貴重な資料は今日に伝えられ、「旧大音院修験資料」として二本松市から文化財指定を受けている。
 いまはしかし、ごく普通の農家に見える。熊野先達の仕事も、現在は行っておられないのだろう。上写真に写る不動堂が、わずかに昔の記憶をよみがえらせる。
 イチョウは太い主幹が地上10m近くまで立ち上がっている。写真から枝葉を取り去って、幹の姿だけを見れば、とてもイチョウだとは思えないのでなかろうか。
 樹勢も良い。もっともっと大きくなって欲しいイチョウである。 
 
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