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名称 建部神社のケヤキ (たてべじんじゃのけやき)
名称の典拠 「滋賀の巨木めぐり」(注1)
樹種 ケヤキ
樹高 34m(注2)
目通り幹囲 5.5m(注2)
推定樹齢 400年(注2)
所在地の地名 滋賀県東近江市五個荘伊野部町(注3)
〃 3次メッシュコード 5236−51−55
〃 緯度・経度 北緯35度07分54.6秒
東経136度11分24.2秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2022年10月12日
注1)2009年に「滋賀の名木を訪ねる会」が刊行
注2)上記「滋賀の巨木めぐり」による
注3)合併前の住所は神埼郡五個荘町伊野部だったが、合併後は五個荘伊野部町となった
建部神社は、近江鉄道「河辺の森」駅から直線距離で南西に約700m。標高324.8mの山の東麓。
山裾に駐車できそうだったので、少し離れた場所に車を駐めて歩いた。
訪ねたのは9時を少し回った頃。宮司さんが電動ブロワーで境内の落ち葉を掃除しておられた。
挨拶して来意を告げると、とても歓迎して下さり、いろいろと説明して下さった上、「ちょっと待って」と、仕事の手を休めてわざわざリーフレットを取りに行って下さった。ご親切に感謝感激。
いただいたリーフレットは2枚。神社に関するものと、ケヤキについて記されたものである。
リーフレットには詳しく載っていたのだが、神社について簡単に記すと、草創縁起は近江国一宮建部大社(たけべたいしゃ)と一致する。旧地は神埼郡千草嶽にあったが、建部大社は天武天皇4年(675)に現在の大津市瀬田に遷座。それに伴って建部荘17ヶ村の氏神として現在地に神殿を新たに建立したのがこの建部神社(たてべじんじゃ)ということらしい。
境内に大ケヤキが3本。いずれもなかなか立派だが、向かって左奥、本殿横の1本が最も大きい。樹齢もほかの2本より年上のように見える。
幹に大小多数の瘤があるのが特徴。そのため「瘤の欅」とか「癌封じの欅」とか呼ばれているようだ。
幹の瘤を癌(悪性腫瘍)に見立て、癌をケヤキが代わって引き受けてくれる、苦しむ人の身代わりになってくれるということだろうか。
去年はケヤキにフクロウが来たのだが、今年は見なかったというようなことも宮司さんが教えて下さった。 |
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