ページタイトル:垂井の大ケヤキ 当サイトのシンボルマーク

画像:垂井の大ケヤキ_1

画像:垂井の大ケヤキ_2
名称 垂井の大ケヤキ (たるいのおおけやき)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 ケヤキ
樹高 15m(注1)
目通り幹囲 8.0m(注1) 実際はもっと細い
推定樹齢 300年以(注1)
所在地の地名 岐阜県不破郡垂井町垂井
 〃 3次メッシュコード 5336−04−42
 〃 緯度・経度 北緯35度22分13.5秒
           東経136度31分30.2秒
岐阜県指定天然記念物(1956年11月14日指定)
撮影年月日 2011年5月7日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による。なお岐阜県文化財図録では目通りではなく根回りを8.0mとしているが、根回りにおいてもそれほどの太さがあるようには見えない





 JR垂井駅の西500mほどの市街地に、「垂井」の地名のもとになったと伝える泉があり、そのほとりに大ケヤキが立っている。場所は、浄土真宗本願寺派専精寺と臨済宗妙心寺派玉泉寺の間。
 垂井の泉は、古来より歌枕として知られ、松尾芭蕉も「葱白く洗ひあげたる寒さかな」の句を残している(泉のそばに句碑あり)。現在に至っても、伊吹山の伏流水を滾々と湧出し続け、昭和61年(1986)には岐阜県名水五十選に選ばれた。
 ケヤキも昔から有名だったらしく、垂井町の木をケヤキと決めたのも、このケヤキがあればこそだったのだが、残念ながら今はかなり寂しい姿。幹はみな途中で伐られ、修復痕も痛々しい。
 しかし新しく伸びた小枝にはたくさん葉がついている。目下、小康状態といったところ。
 町民の期待に応えて、是非ともさらに長生きしてもらいたいものだ。

※残念ながら期待空しく死んでしまったようだ。
いつも貴重な情報をお寄せ下さる浜松市のIさんから、新しく設置された案内板の写真を添えてメールをいただいた。その案内板には、元気だった頃の大ケヤキの写真が掲載され、最後は、「(前略)地元保護団体と共に保存に努めてきたが、平成27年(2015)9月11日、静かにその長い一生を終えた」と結ばれていた。(2017.11.05追記)
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