ページタイトル:太ノ原のオガタマノキ ロゴ:人里の巨木たち

画像:太ノ原のオガタマノキ(幹と並ぶ)

画像:太ノ原のオガタマノキ(花のクロースアップ)
名称 太ノ原のオガタマノキ
    (たのはるのおがたまのき)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 オガタマノキ
樹高 20m(注1)
目通り幹囲 5.4m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 長崎県東彼杵郡東彼杵町中尾郷太ノ原
 〃 3次メッシュコード 4929−47−48
 〃 緯度・経度 北緯33度02分32.2秒
           東経129度58分24.8秒
東彼杵町指定天然記念物(1995年6月29日指定)
撮影年月日 2015年3月23日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による





 佐賀県との県境近く、一部県境を跨いで、陸上自衛隊の大野原演習場がある。太ノ原はその西。演習場の東は佐賀県の大野原地区だ。
 「大野原」と「太ノ原」。紛らわしい地名だが、「大野原」は「おおのはら」、「太ノ原」は「たのはる」と読む。演習場の殆どは長崎県にあるのだが、名称については佐賀県側の地名を冠したわけだ。
 それはさておき、オガタマノキだが、「太ノ原」バス停近くに立っている。バス通りの路傍というわけではないが、道路からよく見えるので、まずはバス停を目指すのがよいと思う。
 遠くからは目立たなかったが、近づいてみると、花をいっぱい付けていた。白い花だ。花を見ると、オガタマノキがモクレン科の仲間であることがよくわかる。
 折損枝が少なく、樹勢の良い、素晴らしいオガタマノキである。こんな木を見ていると、こちらまで爽快な気分になる。
 環境省巨樹データベースによると、個人が所有する私有物の木ということだ。
 根元に見える石祠は、オガタマノキを所有する家の守り神なのだろう。部外者ではあるが、私もご家族の繁栄と、そしてこのオガタマノキの元気が長く続くよう祈らせていただいた。
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