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名称 谷口のクロマツ (たにぐちのくろまつ) 名称の典拠 「ふくいの巨木」 樹種 クロマツ 樹高 20m(注1) 目通り幹囲 4.0m(注1) 推定樹齢 300年以上(注1) 所在地の地名 福井県吉田郡永平寺町谷口 〃 3次メッシュコード 5436−12−07 〃 緯度・経度 北緯36度05分19.1秒 東経136度20分06.8秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2021年11月6日 えちぜん鉄道勝山永平寺線下志比(しもしい)駅の南方約250m、中部縦貫自動車道の北。「又兵衛」さんの屋号を持つ旧家のお庭に立つクロマツ。下志比駅の西の道を高速道に向かって南下すると間もなくクロマツの姿が見えてくる。 ご主人が庭でお仕事をされていたので、来意を告げて撮影の許可を願うと、とても快く迎えて下さった。ときどき私のようにクロマツを訪ねて来る者がいるという。 なかなか立派なクロマツである。幹囲も上記データより大きいかも知れない。 なにより、元気が良いのがいい。ご多分に漏れず、福井県でもマツノザイセンチュウによる松枯れ病で多くの名松が失われた。そんななか、このように元気な大松に会えただけで嬉しい。 居宅の建物がまた素晴らしい。古い農家の様式を残しており、福井県から「ふくいの伝統的民家」の認定を受けている。 松はその建物のすぐ横に立ち、根が土台近くのコンクリートを持ち上げている。 今は未だ大きな影響が出ていないようだが、建物を移動することも考えておられるようだ。松も建物も家の人から大切にされているのだ。 元気の秘密が分かったような気がした。 |
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