|
|
|
名称 彦ノ内谷川天満社タブノキ
(ひこのうちたにがわてんましゃたぶのき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 タブノキ
樹高 17m(注1)
目通り幹囲 5.6m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 大分県津久見市津久見(谷川)
〃 3次メッシュコード 4931−46−79
〃 緯度・経度 北緯33度03分42.2秒
東経131度52分18.9秒
津久見市指定天然記念物(1998年1月12日指定)
撮影年月日 2010年3月25日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
タブノキはイヌグスとも呼ばれる。
名に「イヌ」がつく場合、「似ているが性質の劣るもの」を意味することが多い。この場合も、虫がつきにくく、芳香があって仏像の材料ともされたクスノキより、木材としては劣るという意味であろう。
しかし、タブノキが活躍する場もある。案内板には、樹皮や葉を粉にしたものは水で練ると強い粘性を示し、線香の結合材とされること、八丈島では樹皮を黄八丈のとび色の染料に用いることが記されていた。
タブノキはクスノキより寒さに強く、また、潮風にも強いので、クスノキ巨木のない本州日本海側でも、特に海岸部ではかなり北方まで分布し、巨木もそれほど珍しくはない。
しかし、こんな風にすらっと背の高いタブノキを目にすることはごく少ない。
あちらこちらに大枝を伐られた痕がある。樹冠も本来の大きさよりずっと小さくなってしまったことと思われる。ちょっと残念。 |
|