ページタイトル:田中のエノキ 当サイトのシンボルマーク

画像:田中のエノキ(幹と並ぶ) 名称 田中のエノキ (たなかのえのき)
名称の典拠 滋賀県自然記念物指定名称より(注1)
樹種 エノキ
樹高 10m(注2)
目通り幹囲 5.3m(注3)
推定樹齢 250年(注2)
所在地の地名 滋賀県長浜市湖北町田中
 〃 3次メッシュコード 5336−11−17
 〃 緯度・経度 北緯35度26分09.2秒
           東経136度13分13.6秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2022年10月13日

注1)自然記念物としての正式名称は「長浜市湖北町田中のエノキ」。ちょっと長すぎるので、一部だけいただいた。なお、通称として記された名称は「えんねの榎実木(よのみのき)」
注2)滋賀県が設置した自然記念物案内板による
注3)地表面から1.3mの高さで幹囲を実測





 琵琶湖の北東岸、余呉湖(注4)の方から湖岸に沿って延びる小山脈の南端が山本山(やまもとやま、324m)である。山本山の南には凹凸の無い平野が広がり、一面の水田地帯。そんな状況だから、低い山だが、山本山はよく目立つ。
 逆に言えば、山本山頂からは遠くまでよく見渡せるわけで、平安時代の昔から続く古いお城があったようだ。(羽柴・明智両氏が戦った山崎合戦を最後に廃城となった)
 湖北町田中の集落は、その名の通り、水田の中。山本山からは南南東に2kmほどの位置。
 集落の北東端近く、生活道路のすぐ横に左図のエノキが立つ。
 エノキの傍らに、小さいながらも立派なお社(やしろ)があって、これが野神さんらしい。ちゃんと社殿があるからか、ここではエノキは神(の化身)と見なされてはいないようだ。注連縄もない。
 でも、大切なエノキである。
 エノキのすぐ横に小さな広場があって、それが「田中農村公園」である。公園には砂場と鉄棒があるだけ。日陰もベンチも無いただの広場だが、なにもない空間だけは確保できている。
 私には、この空間が地元の方々からエノキへのプレゼントのように思われた。

注4)「よごのうみ」だと思っていたが、今は「よごこ」と読むのが通例のようだ
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