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名称 棚頭のモミ (たながしらのもみ)
名称の典拠 なし
樹種 モミ
樹高 25m(注1)
目通り幹囲 5.5m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 山梨県上野原市野田尻(注2)
〃 3次メッシュコード 5339−30−64
〃 緯度・経度 北緯35度38分13秒
東経139度02分51秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2010年5月15日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注2)2005年2月13日、南北都留郡の2町村が合併して上野原市誕生。旧行政区は北都留郡上野原町
仲間川右岸、荻ノ丸(標高794m)の東麓山中に八幡神社がある。
かつてここには天鼓山東林寺があったようだ。明治の廃仏毀釈で廃寺となったのだろうか。いまは八幡神社となっているが、仁王門は残っている。
門に安置される仁王像は、一目で江戸中期以降の地方作とわかる像だ。面貌や姿態に、いかにも甲斐の仁王像らしい特徴が見られるということで、昭和56年(1981)、旧上野原町から文化財指定を受けた。平成13年から2年をかけて修理したということで、いまは朱塗りも鮮やかな新しい姿を見ることが出来る(写真省略)。
その仁王像の文化財としての名が「棚頭の仁王像」である。社殿の横に立つモミも、これを真似て「棚頭のモミ」と呼ぶことにした。
ところで、地図上で仲間川の対岸は殿地である。棚頭は殿地のもう一つ上流側の集落だ。
自分で借用しておいて、こんなことを書くのも変だが、なぜ「殿地の…」でなく、「棚頭の…」なのだろうか。 |
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