ページタイトル:玉取山の大カツラ 当サイトのシンボル

画像:玉取山の大カツラ(全景)

画像:玉取山の大カツラ(幹と並ぶ)
名称 玉取山の大カツラ (たまとりやまのおおかつら)
名称の典拠 なし(注1)
樹種 カツラ
樹高 30m(注2)
目通り幹囲 15.0m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 愛媛県四国中央市富郷町寒川山(注3)
 〃 3次メッシュコード 5033−64−32
 〃 緯度・経度 北緯33度51分58.1秒
           東経133度31分48.7秒
愛媛県指定天然記念物(1954年11月24日指定)
撮影年月日 2013年3月23日

注1)天然記念物指定名称は単に「カツラ」。それでは他と区別できないので、他の多くのサイトに倣って、このように呼ばせてもらうことにした
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注3)2004年4月1日、2市1町1村が合併して四国中央市誕生。旧行政区は伊予三島市





 四国の山はどこも険しいが、玉取山(1330m)の北斜面だけ、何故か、まわりよりも勾配が緩い。そんな斜面の標高1060m地点に、このカツラが立っている。
 富郷小学校の近くで、県道6号(高知伊予三島線)から同126号に入る。上猿田から、白髪トンネルを抜けて高知県本山町に至る道だ。
 このカツラを訪ねてくる人は多いのか、126号に入ってまもなく、カツラの10km以上手前から、もう既に案内表示が出ていた。
 上猿田を過ぎると、もうその先に人家はない。しかし、県道は、ところどころ未舗装部分があるものの、そんなに走りにくい道ではない。
 トンネルの1kmと少し手前で、右に折れる道があり、そこにもカツラへの案内表示が出ている。
 分岐点付近の様子に騙されてはいけない。この道は、すぐに悪路となる。勾配が緩いため、2駆のセダンでもなんとか登ることが出来たが、地上高の低い車では、ちょっと躊躇するところだ。
 他に車が通るわけでなし、浮き石や溝を避けながら、時速10kmほどでゆるゆると登る。いくら悪路とは言え、歩くのに比べたら、ずいぶん楽をさせてもらえる。
 やがて三叉路に至り、道路脇が広くなっていた。左手に「木を植えて」と題する石碑が見える。ここに車を置いて歩く。三叉路の先から、もうカツラの姿は見えている。
 いわゆる「千本カツラ」のタイプだが、それを構成している幹がいずれも背が高く、なかなか見栄えのするカツラである。
 はるばる会いに来ただけのことはあった。
 
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