ページタイトル:八坂神社のアカマツ 当サイトのシンボルマーク

画像:八坂神社のアカマツ 名称 八坂神社のアカマツ
    (やさかじんじゃのあかまつ)
名称の典拠 大玉村公式ウェブサイトより
樹種 アカマツ
樹高 18m(注1)
目通り幹囲 3.8m(注1)
推定樹齢 300〜350年(注1)
所在地の地名 福島県安達郡大玉村玉井(たまのい)字天王下
 〃 3次メッシュコード 5640−22−48
 〃 緯度・経度 北緯37度32分40.7秒
           東経140度21分05.6秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2020年8月5日

注1)上記ウェブサイトによる





 玉井小学校から北西に約1.3km。安達太良川(あだたらがわ)とその北を流れる百日川(ひゃくにちがわ)の間に横たわる細長い丘陵上に八坂神社が鎮座する。
 案内板には天王下八坂神社(てんのうしたやさかじんじゃ)とあったので、地元では字名を冠してそのように呼ばれているのだろう。
 「天王様」の俗称からも推測できるように、もとは牛頭天王社だったが明治の廃仏毀釈で神社に転じたものと思われる。神仏習合時代は牛頭天王がスサノオの本地とされたため、仏教色を排除する際に、牛頭天王を祭る祇園社や天王社を、スサノオを祭神とする八坂神社に生まれ変わらせることが各地でしばしば行われたようだ。
 仏教をバックボーンとする色合いが濃かった徳川政治を貶め、神の子孫とされる天皇家による統治の正当性を高めるための措置の一つが廃仏毀釈だったのではないかと思うが、そもそも上意下達で個人の思想信条を統制しようとすること自体がおかしなことであることに当時は気づかなかったのだろう。(個人的な感想)
 さて、アカマツである。
 参道沿いを中心に、境内にアカマツが多く、大小まとめて20本が福島県の「緑の文化財」に登録されている。
 左図は参道入口、石鳥居の横(向かって左)に立つ個体。これが一番大きく、枝垂れているような枝振りも良い。
 ただし、環境省測定要項通りに測ると、幹囲は349cm。上記データはもう少し低い位置で測られたようだ。
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