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名称 滝山神社の大杉 (たきさんじんじゃのおおすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 28m(注1)
目通り幹囲 6.5m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 鳥取県日野郡日野町中菅(なかすげ)
〃 3次メッシュコード 5233−63−11
〃 緯度・経度 北緯35度11分08.9秒
東経133度23分09.3秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2020年10月16日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
県道210号(上石見黒坂停車場線)を北上して日南町から日野町に入って約1.2km。右手に大きな駐車場がある。奥日野県立自然公園の一部、滝山(たきさん)公園の駐車場だ。(無料)
滝山公園はミツバツツジの名所として知られ、日野町公式ウェブサイトによれば「5月上旬に(中略)山全体をピンク色に染め、近隣にその類を見ない素晴らしさ」だとのこと。
公園内に高さ約50mの竜王滝があり、その手前に滝山神社が鎮座する。(それぞれ、龍王滝、瀧山神社が正式名だが、通例に倣い、新字表記とする)
名前は勇ましいが、竜王滝は流れが細く、優しげな滝である。岩壁に沿って身をくねらせるように流れ落ちる姿を竜の昇天に見立てた命名だろうか。(個人的な感想)
左図の大杉が立つのは、神社と滝の間。滝を見に行けば、大杉も必ず目に入る。
直立する樹木の代表と言ってもいいスギだが、この大杉の幹は弧を描いている。まだ若かった時代に何らかの理由で傾いたのだろう。
なかなか大きなスギである。
話は変わるが、竜王滝について。
高校時代に英語の副読本でラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の「怪談」が取り上げられ、興味深く読んだことがあった。
「怪談」の前編とも言えそうな作品が「骨董」である。その「骨董」のなかに「幽霊滝の伝説」がある。(話の内容については現地の案内板のほか、Wikipediaはじめ、ネット上でさまざまなサイトから紹介されているので省略)
その幽霊滝がこの竜王滝だという。かつては「2歳未満の赤ん坊を連れて滝に来てはいけない」という禁忌もあったそうである。 |
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