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名称 滝の沢の一本杉 (たきのさわのいっぽんすぎ)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 スギ
樹高 44m(注2)
目通り幹囲 11.5m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 山形県最上郡真室川町釜渕滝の沢
〃 3次メッシュコード 5840−32−24
〃 緯度・経度 北緯38度56分40秒
東経140度17分53秒
山形県指定天然記念物(2003年5月9日指定)
撮影年月日 2007年8月10日
注1)1991年に真室川町教育委員会が設置。当時は町指定天然記念物だったようだ
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
県道192号(釜渕中田線)は下春木集落の西で、中田春木川を越える。その橋の近くに、一本杉に至る林道の入口がある。(私が訪問したときは、入口に案内があった)
そこから滝野沢左岸に沿って、未舗装路を4.3km。土道だが、砕石を敷いてあるので、多少の雨ならぬかるむこともない。
ごく緩い登りだ。道路中央の草が伸びていて、乗用車の腹を擦る。急ぐ旅でもないので、自転車並みの時速10〜15kmでゆるゆる走る。
この速度は、動物の移動速度に近いのだろうか。車に多数のアブが纏わりつく。アブとの道ゆきである。ただし、窓は閉め切ってあるが。
入口のを除いて、目的地までの途中に、一本杉への道標が計4本あった。なかなか親切である。この道だということは分かっていても、初めての道は、走行時間が長くなると、途中で不安になるもの。これなら安心だ。
林道の終点は、小さな駐車場。一本杉はすぐそこだ。
待っていてもなかなかアブが去ってくれないので、思い切って外に出た。その間2〜3秒。10匹以上のアブが車内に侵入した。(帰路の4.3kmは、走りながら車内のアブ潰し。手が届く範囲に止まったアブを潰す。10匹まで数えたが、あとは忘れた)
一本杉は、駐車場のすぐ下の斜面に立っている。大杉を半周するように歩道が作られている。
写真は低地側から撮ったもの。大杉は、やはり見上げる方が雄大だ。
こころもち低地側に斜上したのち、真上にすっと伸びている。傷みも少なく、貫禄十分。自然を独り占めしたような感覚で、その雄姿を堪能することができた。 |
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