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名称 滝原宮のスギ (たきはらのみやのすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 35m(注1)
目通り幹囲 8.9m(注1)
推定樹齢 伝承450年(注2)
所在地の地名 三重県度会郡大紀町滝原(注3)
〃 3次メッシュコード 5136−43−33
〃 緯度・経度 北緯34度22分02秒
東経136度25分17秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2009年10月11日
注1)環境省が2000年に実施したフォローアップ調査による
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による
注3)2005年2月14日、度会(わたらい)郡内の2町1村が合併して大紀町(たいきちょう)誕生。旧行政区は度会郡大宮町
国道42号沿い、道の駅「奥伊勢木つつ木館」の東に、広大な境域を有する滝原宮(たきはらのみや)がある。
案内板によれば、かつて大和国に祀られていた天照大御神(あまてらすおおみかみ)が、11代垂仁天皇の頃、新たな鎮座地を求めて、この地に遷座した。その後、さらに伊勢に向かい、現在は皇大神宮(いわゆる伊勢神宮内宮)に鎮座していることはご存知と思う。滝原宮は、そんな由緒を持つ宮であり、皇大神宮の別宮とされている。
境内は緑が豊かで、巨木も多い。
最大と思しき大杉は、境内に入ってすぐ右手。小さな谷に臨む斜面上部。
境内林の一員として、当たり前な顔をして立っている。これが自然のままの姿なのだと思う。境内は神域と見なされ、人工的な細工を加えることはしなかったのだろう。
年を経た巨木は、人の思惑とは無関係に、自ずと威厳を生ずるものである。人は、これもまた自然に湧き起こる敬意の気持ちで接すればよい。
巨樹探訪の面白さとは、要は、そういうことではなかろうか。 |
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