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名称 塚崎の大楠 (つかさきのおおくす)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 クスノキ
樹高 18m(注2)
目通り幹囲 13.9m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 佐賀県武雄市武雄町武雄
〃 3次メッシュコード 4930−60−21
〃 緯度・経度 北緯33度11分28秒
東経130度01分15秒
武雄市指定天然記念物(1985年4月22日指定)
撮影年月日 2009年8月1日
注1)1990年9月に武雄市教育委員会が設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
武雄市文化会館を見下ろす高台に立つクスノキ。
主幹も大枝も、巨木にまで成長した拠りどころの全てを失い、表皮と小枝だけがかつての面影を伝えている。
上部を失ったのは、落雷に遭遇したためらしい。いつ頃の話だろうか。10年や20年前という時間ではなさそうだ。確認したわけではないが、天然記念物指定時には、今と似たような姿だったのではあるまいか。
しかし、そうだったにしろ、市街中心部にこれだけ近い位置にあって、これだけの大クスが残されているのは貴重である。武雄市には、ほかに全国ベストテンに入るようなクス巨木が2本もあるのにかかわらず、このクスノキを天然記念物に指定した気持ちはよくわかる。
もっとも幹囲だけで比べれば、このクスノキは、佐賀県内第3位ということになる。武雄市は県内巨木の金銀銅を独占しているわけだ。
佐賀県は「佐賀の名木・古木」として約900本の樹木を登録しているが、そのうちの100本をさらに「さが名木100選」として選んだ。
このクスノキもそのなかに選ばれている。 |
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