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画像:武速神社の将軍杉

画像:武速神社の将軍杉(県道から見る)

画像:武速神社の将軍杉(対岸から見る)
名称 将軍スギ (しょうぐんすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 39m(注2)
目通り幹囲 10.4m(注2)
推定樹齢 1000年以上(注3)
所在地の地名 静岡県浜松市天竜区横川下百古里(しもすがり)
 
〃 3次メッシュコード 5237−27−60
 
〃 緯度・経度 北緯34度53分12.4秒
           東経137度52分34.8秒

静岡県指定天然記念物
(1952年4月1日指定)
撮影年月日 2005年12月25日

注1)1991年11月1日に静岡県教育委員会と天竜市教育委員会が連名で設置。2005年7月1日の大合併に伴い、訪問時は天竜市を浜松市に訂正してあった
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による
注3)上記案内板による





 国道362号只来トンネルの東南東2km、63号と283号、2つの県道が出会う地点に将軍杉の武速(たけはや)神社がある。一般的には浜松市方面から向かうことになると思うが、県道63号(藤枝天竜線)を進んで行くと、バス路線の終点近くで、自然に将軍杉が正面に見えてくる。
 道路から見れば、道路際ということになるが、神社の方から見ると拝殿の後方、御神体の位置に立って、参詣者を見下ろしている感じだ。
 根元から大小2本に分かれているが、太い方だけでこの大杉の全体像を形作っていると言ってもいい。太い幹がまっすぐ高みまで伸びている。そこに苔(?)が上方まで這い上がり、いかにも古木然とした雰囲気を醸している。
 延暦16年(797)、征夷大将軍坂上田村麻呂が蝦夷征伐に赴くにあたり、武速神社で武運を祈った。そして祈願ののち、食事に使った箸を挿しておいたのが根付いて、この大杉になったとする伝説がある。「将軍杉」たる所以である。
 周辺を少し歩いてみた。気温は氷点下で寒いのだが、明るい陽を浴びながら歩くのは気持ちがいい。私の住む新潟県上越市と比べると、まるで外国に来たようだ。
 百古里川の作った谷間の地ゆえ、あまり見通しはきかないが、どこからでも将軍杉がよく見える。
 下の写真は、対岸の茶畑越しに撮影したものである。
 
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