ページタイトル:高島城のフジ サイトのシンボル

画像:高島城のフジ_1

画像:高島城のフジ_2

画像:再建された高島城天守閣
名称 高島城のフジ (たかしまじょうのふじ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 フジ
樹高 −
目通り幹囲 3.0m(注2)
推定樹齢 130年(注3)
所在地の地名 長野県諏訪市高島1丁目
 
〃 3次メッシュコード 5438−00−49
 
〃 緯度・経度 北緯36度02分21.4秒
           東経138度06分43.7秒
諏訪市指定天然記念物(1978年1月17日指定)
撮影年月日 2007年7月28日

注1)諏訪市教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)上記案内板による
注3)同上。ただし案内板には平成7年(1995)現在で120年とあったので、ここではそれに10年を加えた





 諏訪市役所の西、道を挟んで反対側に、高島城本丸跡があり、今は高島公園として市民の憩いの場所となっている。
 高島城は豊臣秀吉の将、日根野織部正高吉が構想、慶長3年(1598)に完成した。諏訪湖岸に近いこともあって、「諏訪の浮城」と呼ばれることもあったようだ。
 徳川の時代になって、慶長6年(1601)に初代藩主諏訪頼水が入城して以来、10代藩主諏訪忠礼まで270年間、諏訪氏の居城だった。歴代藩主は治世の才もあったようで、その間、ただの一度も百姓一揆が起きなかったと、石造の案内板は誇らしげに記している。
 しかし、明治の廃藩置県で高島藩は廃され、明治8年(1875)には天守閣が撤去された。翌明治9年(1876)、城址は高島公園として市民に開放された。(境内の案内板を参考)
 計算すると、一般開放は今からおよそ130年前である。推定樹齢が130年ということは、公園として開放する際に、公園らしくするためにこのフジなどの木々が植えられたということなのだろうか。園内にはほかにキハダ(市天然記念物)、カツラ、イチョウ、オオバヤナギなどの巨木または巨木予備軍が見られる。これらも同時期に植えられたのだろうと思われる。
 市天然記念物のフジは昭和45年(1970)再建の天守閣の南。
 2株植えられているが、ここに取り上げなかったもう1株の方は根回り1.9m。ちょっと物足りない。
 細い蔓の集合体といった感じだが、全体で1本(もと)のフジとしての印象が強かったので、ここに取り上げた。
 花の季節でないのが残念である。
 
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