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名称 松源寺門前桜 (しょうげんじもんぜんざくら)
名称の典拠 現地の樹名板(注1)
樹種 エドヒガン
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 3.4m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 長野県下伊那郡高森町下市田(新井)
〃 3次メッシュコード 5337−26−59
〃 緯度・経度 北緯35度32分49.4秒
東経137度51分46.2秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2014年4月11日
注1)2011年3月に高森町自然愛護会が設置
注2)上記樹名板による
飯田市との町境付近、天竜川右岸の河岸段丘上面が、その後、天竜川に流れ込む支流に削られ、粗い櫛の歯のような地形になった所がある。
かつて16世紀末まで、その櫛の歯の一つに松岡城があった。櫛の歯であるから、一方を除き、残る三方は急斜面となって谷に落ちている。この場所は守るに便利だったのだろう。
唯一、城に通じる場所に、今は臨済宗妙心寺派の禅刹、雲龍山松源寺がある。
標記のサクラは、山門の手前。立地場所から、門前桜と名付けられたようだ。
桜の下には、比較的新しそうな地蔵菩薩坐像。お地蔵さんも花を楽しんでおられるように見えた。
たまたま若い剃髪僧からいろいろなお話を伺うことが出来た。はきはきと、とても感じの良い青年だった。もしかして、ご住職だったのだろうか。
樹齢はどれくらいでしょうか、と何か伝承があるものか尋ねてみたところ、自分ではよくわからないが、70〜80年くらいでないかと言う人もいる。意外に若いのでないか、というお返事が返ってきた。
確かに樹肌は若々しい。
「高森町の巨樹・古木・名木」に選ばれたエドヒガンである。 |
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