ページタイトル:高倉神社のシラカシ 当サイトのシンボル

画像:高倉神社のシラカシ(幹と並ぶ)

画像:高倉神社のシラカシ(幹と並ぶ2)
名称 高倉神社のシラカシ
    (たかくらじんじゃのしらかし)
名称の典拠 なし
樹種 シラカシ
樹高 12m(注1)
目通り幹囲 5.2m(注1)
推定樹齢 伝承800年(注2)
所在地の地名 京都府綾部市高倉町奥路
 〃 3次メッシュコード 5235−72−92
 〃 緯度・経度 北緯35度19分50.0秒
           東経135度16分42.0秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2010年6月4日

注1)環境省の2000年フォローアップ調査結果より
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による





 工業団地に囲まれた小さな集落の北端に、以仁王(もちひとおう)の伝承を伝える高倉神社が鎮座している。
 鳥居をくぐってすぐ、左奥の斜面に、シラカシの老木が立っている。
 地上4mほどで主幹を失い、中心部から広がった空洞は表面を突き破り、大きく口を開いている。
 内部には菌類らしき白い塊がいくつも見える。現在も腐朽が進行中のようだ。
 形あるものは、いずれ形を失う。滅びつつある姿を悲しんでも始まらない。
 ただし、植物は、このようになっても、まだやすやすと生命の火を消すようなことはない。数十年前に芽生えたと思われる枝が生長して、若々しい姿を見せている。植物は、老いと若さを併せ持つことが出来る。動物には出来ない芸当だ。
 そうはいっても、せっかく「綾部の古木・名木100選」に選んだのだから、空洞内部の防腐処理くらいは実施した方がいいように思うのだが。
 
ボタン:京都府の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る