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画像:高倉の大スギ(幹と並ぶ)


画像:大内宿
 今も昔の面影をとどめる大内宿
名称 高倉の大スギ (たかくらのおおすぎ)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 スギ
樹高 56m(注2) 実際はこんなに高くない
目通り幹囲 9.1m(注2)
推定樹齢 伝承800年(注2)
所在地の地名 福島県南会津郡下郷町大内
 
〃 3次メッシュコード 5539−76−98
 
〃 緯度・経度 北緯37度20分07秒
           東経139度51分28秒
天然記念物指定等 なし
撮影年月日 2003年9月23日

注1)昭和58年(1983)2月17日に福島県緑の文化財に指定されたことを記した標柱(設置者・設置年月日とも不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による





 このあたり、現在の国道121号は阿賀川(注3)の渓谷沿いを走るが、昔の会津西街道はもう一つ西側の谷を通っていた。そこには大内の宿場があったのだが、渓谷沿いに鉄道と国道が開かれて、旅人の通行は途絶えた。
 しかし、そのことがプラスに作用することもある。大内宿は昔の姿のまま、昭和の世まで伝えられたのである。
 マイカーの時代になって、鄙びた山里が再び脚光を浴び、観光客を惹きつけている。茅葺きの家並みは国の重要伝統的建造物群保存地区に指定された。
 大内宿旧本陣の少し南から、直角に折れ、やや広い田圃道を西北西に400mほど進んだところに高倉神社がある。途中からは、大杉のそれらしい姿も見える。
 大杉は社殿のすぐ後ろ。どうやら融合木のようだ。姿から受けた印象では、伝承樹齢よりかなり若そうだ。
 すぐ根元に、小さな石祠がある。注連縄はなかったが、大杉自身も御神木として扱われているのかも知れない。

注3)大川とも呼ばれる。新潟市に河口を開く大河、阿賀野川の本流なのだが、福島県では阿賀川と称している
 
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