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名称 高熊のさいかち (たかくまのさいかち)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 サイカチ
樹高 10m(注2)
目通り幹囲 5m(注3)
推定樹齢 400年(注4)
所在地の地名 富山県富山市八尾町高熊(注5)
〃 3次メッシュコード 5437−61−80
〃 緯度・経度 北緯36度34分38.5秒
東経137度07分39.9秒
富山県指定天然記念物(1965年10月1日指定)
撮影年月日 2020年8月1日
注1)設置者名・設置年月とも不詳。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注3)根元回りの大きさを目分量で。上記「日本の巨樹・巨木林」には408cmとあるが、それは最大幹(または古い2幹)のみの値ではないだろうか。全体としてはもっと大きいように見える
注4)上記案内板による
注5)2005年4月1日、富山市に編入。旧行政区は婦負郡八尾町(ねいぐんやつおまち)
「おわら風の盆」で知られる旧八尾町。サイカチは、会場となる町並みの対岸にあたる井田川(いだがわ)(注6)左岸、県道25号(砺波細入線)沿いに立つ。井田川カヌー競技場からは500mほど下流側。県道のすぐ脇なので、走行中に見落とすことはなさそうだ。(脇見運転注意)
富山県最大のサイカチだと思われる。
サイカチは実にサポニンを含むため、昔は石鹸のような使い方をされることがあったらしい。そのため植栽されることも多く、旧家の庭先などに時々巨木を見かける。
このサイカチが立つのは八坂社の飛地境内。案内板によると植えたのでなく、自生のサイカチらしい。
初めてサイカチの実物を見た時、よくまあこんなに仰々しい棘をつけるものだと、とても驚いた。私にとって、サイカチと言えば、まずその独特な形状の棘である。
しかし、この高熊のサイカチの棘はあまり目立たない。数も少ないし小振りである。
サイカチにも個性があるのだろうか。
注6)河川名は地理院地図による。グーグル・マップでは野積川 |
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