名称　高久のケヤキ　（たかくのけやき） 名称の典拠　なし 樹種　ケヤキ 樹高　２０ｍ（注1） 目通り幹囲　５．４ｍ（注1） 推定樹齢　不明 所在地の地名　茨城県桜川市高久（注2） 　〃　３次メッシュコード　５４４０−３０−６７ 　〃　緯度・経度　北緯３６度１８分３９秒 　　　　　　　　　　　東経１４０度０５分２５秒 天然記念物指定　なし 撮影年月日　２０１３年２月２４日 注1）環境庁「日本の巨樹･巨木林 関東版（�T）」による 注2）２００５年１０月１日、２町１村が合併して桜川市誕生。旧行政区は真壁郡大和村 　旧大和村役場の南方約１．８ｋｍ、桜川右岸の低地にこのケヤキが立っている。 　途中まで真っ直ぐ立ち上がって、空中のある点に至り、突然四方に大枝を広げている。集落内からは、この上部のみが見えるため、近づくまで、こんなにすらっと伸びた主幹を持っているとは気づかなかった。 　大ケヤキは個人の所有物であり、見学するには、お屋敷内を通していただかなければならない。 　訪ねたのは日曜の朝。立派な屋敷門を備えた旧家である。親切なご主人がケヤキのところまで案内してくださった。 　ご主人のお話だと、戦時中にケヤキの供出話があったらしい。 　しかし、ここは集落内の道から少し離れており、しかも土地が低い。人力だけで道路まで運び上げるのが困難だということで、話は立ち消えになったという。 　低地に立っていたおかげで、ケヤキは命拾いするすることができたわけだ。