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名称 竹迫観音堂のクスノキ
(たかばかんのんどうのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 20m(注1)
目通り幹囲 5.8m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 熊本県合志市竹迫(注2)
〃 3次メッシュコード 4930−26−74
〃 緯度・経度 北緯32度53分42.9秒
東経130度48分08.1秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2011年8月1日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注2)2006年2月27日、2つの町が合併して合志市(こうしし)誕生。旧行政区は菊池郡合志町
集落内の狭い路地の途中に竹迫観音堂がある。
そこに立つクスノキがこれ。大枝がみな健全で、均整のとれた大きな樹冠を戴いている。観音堂のところが少し高台になっていることもあって、近くに達すると、大きな樹冠が見える。
私の住む新潟県では、照葉樹の巨木は少ない。勢いの良い大きな樹冠に、ほれぼれと見入ってしまった。
ほかの人はこのクスノキをどんな風に見ているか知りたくて、ネットで検索してみたが、さっぱり上がってこない。このあたりでは、特に話題になることもないクスノキなのだろう。大クスノキに溢れた地を羨ましく思う。
クスノキの手応えはなかったが、竹迫観音祭りについては何件かヒットした。
祭礼日は7月10日。熊本県内で最も早い夏祭りと言われているらしい。上町、中町(案内板では横町)、下町の3地区が赤い幔幕で装った台車(「ドランジャー」と呼ばれる)を繰り出す。町内を練り歩いた後、急勾配の石段を駆け上がって観音堂前に揃う。観音堂では楽を奉納し、畜産振興、五穀豊穣等を祈願する。近隣には露店も出て、道路は通行止めになる。たいそう賑わう祭りのようだ。
いつから続いているのか定かではないが、鎌倉時代の行事に起源をもつという。
このクスノキも、毎年、楽しみにしていることだろう。 |
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