ページタイトル:平塩熊野神社のクスノキ 当サイトのシンボルマーク

画像:平塩熊野神社のクスノキ 名称 平塩熊野神社のクスノキ
    (たいらしおくまのじんじゃのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 21m(注1)
目通り幹囲 5.3m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 福島県いわき市平塩字宮前
 〃 3次メッシュコード 5540−47−63
 〃 緯度・経度 北緯37度03分28.7秒
           東経140度54分47.7秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2020年8月26日

注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注2)環境省の測定要項通りに幹囲を測ったら525cm強あった





 平塩は地名。平塩の熊野神社は、夏井川(なついがわ)に架かる国道399号平大橋から国道を東へ700mほど進んだところ。国道のすぐ南。境内を接してすぐ隣には福一満虚空蔵尊があり、国道脇にその案内が出ている。(国道は交通量の多い4車線道路で右折困難。また近くに駐車スペースがないので注意)
 熊野神社の境内、社殿に向かって左手前にクスノキが立つ。神木とされているようだ。
 単幹で立ち上がり、低い位置で大きく3幹に分かれている。大枝を途中で切られて樹冠の大きさを制限されているが、樹勢は良さそうだ。
 いわき市指定保存樹木第72号とされている。
 ところで、クスノキは暖地性の樹木である。日本のほか、東アジアの暖温帯から亜熱帯にかけて生育するらしい。日本でも高緯度地方での自生はなく、また、植栽しても巨木にまで育つことは滅多にない。
 このクスノキも人の手で植えられたのでないかと思うが、幸い順調に育ったようで、今は幹囲5mを超えている。
 目を見張るような特大の巨木が多いクスノキであるから、この大きさでは巨木ファンを喜ばせるには足りないかもしれない。しかし、ここに立つという事実が素晴らしいのだ。
 このクスノキは、幹囲が5mを超えるクスノキ巨木のうち、世界中で最も北に立つクスノキだと思われる。
ボタン:福島県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る