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画像:多福院のイチョウ(全景)

画像:多福院のイチョウ
名称 多福院のイチョウ (たふくいんのいちょう)
名称の典拠 なし
樹種 イチョウ
樹高 28m(注1)
目通り幹囲 5.1m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 山形県東田川郡三川町横山
 
〃 3次メッシュコード 5839−16−28
 
〃 緯度・経度 北緯38度46分32.7秒
           東経139度50分50.4秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2006年9月23日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による





 横山集落は赤川の右岸。蛾眉橋の向こうは鶴岡市である。
 曹洞宗桃陰山多福院は、集落内の細い道を入った先にある。永禄7年(1564)、鶴岡市新海町にある禅龍寺の玄橘が開山したと伝えている。
 火灯窓をアクセントにした簡素な禅宗本堂の斜め前に、1本のイチョウが立っている。小枝が密集していて幹の様子が見えないが、近年、大枝の整理がなされたようだ。幹には縦に大きな裂け目が見える。かつて、落雷に遭遇したことがあるのかも知れない。
 彼岸の中日に訪れたものだから、駐車場は、墓参の方々の車でいっぱいだった。この日は、心の中で、先に逝った家族と再会する日なのだ。ほとんどが家族連れで、幼な子の姿も見える。
 清められた境内で、陽光を浴びたイチョウも嬉しそうだった。 
 
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