ページタイトル:多賀神社の姥木 サイトのシンボル

画像:多賀神社の姥木(幹と並ぶ)

画像:多賀神社拝殿
名称 多賀神社の姥木 (たがじんじゃのうばき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 40m(注2)
目通り幹囲 8.0m(注2)
推定樹齢 伝承780年(注2)
所在地の地名 岩手県岩手郡雫石町御明神字御明神(南)
 
〃 3次メッシュコード 5940−47−14
 
〃 緯度・経度 北緯39度41分07.9秒
           東経140度55分35.0秒
雫石町指定天然記念物(1994年7月1日指定)
撮影年月日 2008年8月4日

注1)雫石町教育委員会が設置(設置年月不詳)。「姥杉(うばすぎ)」の名は各地で見かけるが、「姥木」とは珍しい。はたして読み方がこれでいいのかどうかについては未確認
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による





 雫石川の支流竜川右岸(南岸)に多賀神社が鎮座している。
 平凡社「岩手県の地名」によれば、宇多源氏の血を引く佐々木盛綱の家臣木村太郎四郎が近江を去る際に、多賀明神の神剣を持参。その後、紆余曲折はあったが、神剣を祀って多賀明神を勧請したことに始まるという。地名の御明神も、多賀明神に因むもの。
 「姥木」と称される御神木の大杉は、社殿の左手(向かって右)に立っている。
 ご覧のとおりの体躯で、樹勢も良い。上の方まで幹囲の減少率が小さく、太い丸太ん棒のような姿だ。根も円錐形にしっかり張っており、その周囲は優に10mを超えそうだ。
 ところで、拝殿の向拝部分の柱にもびっくりした。まるで不釣り合いに太いのである。礎石もばかでかい。
 面取りがなく、左右の太さが違うことから、1本の木をそのまま用い、根に近い太い方を、向かって右側の柱としたと思われる。
 どうしてそうなったのか、経緯を知らないが、これも一つの趣向なのだろう。
 
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