ページタイトル:田熊野神社のクスノキ ロゴ:人里の巨木たち

画像:田熊野神社のクスノキ 名称 田熊野神社のクスノキ
    (たくまのじんじゃのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 30m(注1)
目通り幹囲 7.1m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 和歌山県海草郡紀美野町田(注2)
 〃 3次メッシュコード 5135−13−63
 〃 緯度・経度 北緯34度08分30秒
           東経135度24分54秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2014年3月23日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による
注2)2006年1月1日、海草郡内の2町が合併して紀美野町誕生。旧行政区は海草郡美里町





 大字田(た)に鎮座する熊野神社のクスノキ。残念ながら、クスノキは塀の向こうの神域内にあって、一般人は近づくことが出来ない。
 和歌山県神社庁の神社紹介ページによると、田の熊野神社には坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ、758〜811)による創建伝承があるらしい。代々の宮司も田村麻呂の子孫だと語りつがれてきたようだ。
 境内に、県指定文化財の宝篋印塔がある。総高4.2mの大きな石塔である。本来は仏教に関連する塔だから、神社にあるのは珍しい。
 この宝篋印塔にも、田村麻呂が戦勝を祈願して建立したとする伝説があるようだ。
 せっかくの伝説に水を差すようで気が引けるが、しかし、田村麻呂の時代にはまだ宝篋印塔は日本に伝わっていないと思われる。
 この石塔も、その様式から、室町時代初期に作られたと考えられているようだ。(「わかやま文化財ガイド」による)
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