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名称 須山浅間神社のスギ
(すやませんげんじんじゃのすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 37m(注1)
目通り幹囲 7.4m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 静岡県裾野市須山(馬場)
〃 3次メッシュコード 5238−76−08
〃 緯度・経度 北緯35度15分16秒
東経138度50分56秒
裾野市指定天然記念物(1967年12月14日、「浅間神社社叢」として境内林全体を一括指定)
撮影年月日 2009年2月16日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による
ここは、古くからの富士山登拝路の一つ。古い昔は東口の社だったが、その後、登山道が増設されて、南口登山道富士浅間下宮として須山浅間神社が祀られた。
社伝は、日本武尊の創建と伝えている。のち欽明天皇の時代(552)には蘇我稲目が再興し、天元4年(981)には駿河国司平兼盛が修理奉幣したという。(案内板より)
古い歴史をもつ神社であり、集落も神社を中心に発達したようだ。
秀峰という名詞は、富士山のためにこそある、と言っても過言でない秀麗雄大な山容に神の力量を感じ取り、登って神に近づきたいと思う人々は多かったことだろう。登拝者は結構な数に及んだようだ。
また一方で、いったん噴火が起きると、人々は恐怖の底に落とされた。
長い間、富士山は畏敬の対象以外の何物でもなかったと想像する。周囲を取り巻く浅間神社の数の多さが、それを裏付けているように思う。(浅間神社の祭神木花咲耶姫命は、噴火を鎮める霊験があるとされている)
さて、大杉である。
境内平面の端、社殿に向かって左手前に立っている。
すらっとして、姿の美しいスギである。
境内には、これ以外にも多くの巨杉が見られるが、ひと味違う気品を備えているように思われた。 |
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