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名称 須佐神社のフジ (すさじんじゃのふじ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 フジ
樹高 25m(注2)
目通り幹囲 3.3m(注2)
推定樹齢 伝承500年以上(注3)
所在地の地名 広島県三次市甲奴町小童(こうぬちょうひち)(注4)
〃 3次メッシュコード 5233−00−25
〃 緯度・経度 北緯34度41分16秒
東経133度04分16秒
広島県指定天然記念物(1955年1月31日指定)
撮影年月日 2015年3月13日
注1)旧甲奴町教育委員会が設置(設置年月不詳)。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注3)戦国時代の麓山城主長綱時が植えたとされていることから
注4)2004年4月1日、三次市に合併。旧行政区は甲奴郡甲奴町
小童川(ひちがわ)左岸、宮部の集落内に須佐神社が鎮座する。
祭神は素盞嗚尊(すさのおのみこと)。かつては牛頭天王社とか祇園宮とか称したようだが、明治の廃仏毀釈に際して須佐神社と名乗るようになったのだろう。
境内のフジが広島県から天然記念物指定を受けている。(この他に、市指定天然記念物のケヤキとツクバネガシもあるが、ケヤキは幹囲5mに満たず、ツクバネガシはさらに細い)
鳥居を潜って右手、参道脇に「祇園会館」がある。氏子さんたちが集まる時に使うのだろうか。フジもケヤキもツクバネガシもその近く。
案内板によると、フジは戦国時代の小童麓山城主、長綱時が戦勝祈願のために植えたと伝えられているらしい。そのため「綱時(つなとき)のフジ」と呼ばれることもあるという。
スギに寄りかかっているのだが、その頼みのスギが、もうかなり弱っている。いずれ、スギに代わる支えを用意してやらなければならないと思われる。
なお、蔓が左巻きに見えたので、樹種を一応「フジ」としたが、広島県教育委員会の公式サイト「ホットライン教育ひろしま」中の「広島県の文化財」では「ヤマフジの白花品」とされており、もしかしたらフジではなく、ヤマフジなのかも知れない。 |
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