ページタイトル:高津川水源の一本杉 当サイトのシンボル

画像:高津川水源の一本杉_1

画像:高津川水源の一本杉_2
名称 高津川水源の一本杉
    (たかつがわすいげんのいっぽんすぎ)
名称の典拠 なし(注1)
樹種 スギ
樹高 17m(注2)
目通り幹囲 5.3m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 島根県鹿足郡吉賀町田野原(注3)
 〃 3次メッシュコード 5132−40−40
 〃 緯度・経度 北緯34度22分18.8秒
           東経132度00分01.9秒
吉賀町指定天然記念物(1965年3月25日指定)
撮影年月日
 2011年8月18日

注1)現地の標柱には単に「一本杉」とあった。全国各地に一本杉があるので、位置を特徴付ける言葉を冠した
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注3)2005年10月1日、柿木村と合併して吉賀町(よしかちょう)に。旧行政区名は鹿足郡六日市町





 中国自動車道六日市インターから県道16号(六日市錦線)を東に向かう。およそ6kmほど走ったあたり、「星坂口」バス停近くで、16号から120号(須川吉賀線)が分岐する。T字路の北西に「大蛇ヶ池(おろちがいけ)」と呼ぶ小さな池があり、そのほとりに大杉が立っている。(ただし、池は道路から見えにくい。お訪ねの際は、近くの「水源会館」の建物を目標にされた方がよいと思う)
 出雲でスサノオに退治されたヤマタノオロチの霊がこの大蛇ヶ池に棲み着いたとする伝説があるらしい。
 大蛇ヶ池はまた、清流として名高い高津川の水源でもある。
 高津川は全長約80kmの一級河川。一級河川では唯一、支流を含めてダムが一つも無い珍しい川だ。平成22年度の国土交通省による一級河川水質調査で、日本一の清流とされている。
 もちろん、今も池の底からは、滾々と水が湧き出ている。
 水際に、一本杉が立っている。このように根を洗われる状況で、よく枯れないものだ。芽生えたときからここで育ったため、順応したのだろう。池の方に傾いているのは、根が片側に偏して伸びたからだろうか。
 見た感じ、データよりも細いように思ったが、枝を横に伸ばした樹姿が、池とよくマッチしているように思われた。
 なお、この一本杉など吉賀町内の数本の巨木について、吉賀町教育委員会にお尋ねしたところ、実に丁寧なご回答をいただいた。私事で恐縮だが、この場を借りて厚くお礼申し上げたい。
 
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