ページタイトル:大杉神社の大杉 当サイトのシンボルマーク

画像:大杉神社の大杉

画像:大杉神社の大杉(幹と並ぶ)
  名称 大杉神社の大杉 (おおすぎじんじゃのおおすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 不明
目通り幹囲 8.9m(注1)
推定樹齢 800年以上(注1)
所在地の地名 京都府舞鶴市杉山
 〃 3次メッシュコード 5335−23−07
 〃 緯度・経度 北緯35度30分24.0秒
           東経135度27分54.0秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2022年5月16日

注1)「舞鶴の守りたい自然」による





 福井県との府県境をなす府道772号(高浜舞鶴線)塩汲(しおくみ)峠と西国三十三観音霊場第29番札所の松尾寺(まつのおでら)を結ぶ線分の中間付近に杉山の集落がある。
 集落を貫く道路沿いに大杉神社への案内表示が出ていたので、そのあたりの広い場所に車を駐め、歩いて神社に向かった。距離は300mほど。
 大杉神社は西向き斜面に鎮座し、境内に湧く清水は「平成の名水百選」に選ばれている。神社の前から、この湧水を利用したワサビ田が見える。
 金網扉を開けて境内に入る。全体に高湿度な印象。木々が苔で緑に染まっているのも肯ける。
 何と言っても大杉の存在感が凄い。
 「御神木」と記された樹名板が立てかけてあった。もうかなり朽ちかけている。
 根元で、大きな空洞が口を開けている。かつてここにもう1本の幹があったのだろう。そう考えれば、今の不自然な立ち上がり方も説明できそうだ。
 上記「舞鶴の守りたい自然」によれば、『この祠の少し上にある熊野神社の蛇池に棲む大蛇が下りてきて、この清水を飲み不思議な力が出て、3本の杉を巻き締めて1本にしたと伝えられてい』 るそうである。
 根を接して立つタブノキも大きい。幹囲は465cm。こちらも同じように根元に空洞がある。まるで互いに申し合わせたよう。
 幹囲が9mに迫ろうという大杉なのだが、何故か環境省巨樹データベースには未登録である。
 
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