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画像:杉ノ木のイチョウ


画像:杉ノ木のイチョウ(幹と並ぶ)
名称 杉ノ木のイチョウ (すぎのきのいちょう)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 イチョウ
樹高 30m(注2)
目通り幹囲 10.0m(注2)
推定樹齢 500年以上(注3)
所在地の地名 青森県十和田市大不動字八幡(杉ノ木)
 〃 3次メッシュコード 6041−61−45
 
〃 緯度・経度 北緯40度32分37.9秒
           東経141度11分17.7秒
十和田市指定天然記念物(1980年1月30日指定)
撮影年月日 2005年8月2日(左写真)
        2013年8月25日(少し大きめの画像)

注1)2000年、所有者と十和田市教育委員会が連名で設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注3)現地の案内板による





 杉ノ木集落の中ほど、所有者の氏神様、八幡宮境内に立つ。
 細く、長い気根が目につく。案内板によれば、かつては「乳授けのイチョウ」として、母乳の出ない母親の信仰を集めていたらしい。
 当地の願い方は少し変わっている。
 気根を乳房に見立て、さすりつつ豊富な母乳を願うことなどは余所と同じだが、その後、所有者宅から米を詰めた乳房形の袋を2ついただいて帰り、その米を炊いて食べるのだそうだ。そして、首尾良く乳が出た場合には、お礼として、新しい袋を2つ作り、いただいた分と合わせて、今度は4つの袋に米を詰めて返す慣わしがあったという。
 たいへん霊験あらたかで、まず母乳が出ないことはなかったそうである。
 昭和30年(1955)頃まで続いた慣習だったが、粉ミルクの普及とともに廃れてしまったようだ。
 背が高く、樹勢も良い。
 まだまだ大きくなりそうな大イチョウである。
 
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