ページタイトル:菅十王堂のシダレザクラ 当サイトのシンボル

画像:菅十王堂のシダレザクラ 名称 菅十王堂のシダレザクラ
    (すげじゅうおうどうのしだれざくら)
名称の典拠 なし
樹種 エドヒガン
樹高 10m(注1)
目通り幹囲 3.9m(注2)
推定樹齢 200〜299年(注1)
所在地の地名 長野県下高井郡山ノ内町寒沢(菅)
 〃 3次メッシュコード 5538−03−52
 〃 緯度・経度 北緯36度43分00.1秒
           東経138度24分03.1秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2017年4月24日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注3)地表面から1.3mの高さにおける幹囲を実測





 桜橋のシダレザクラから県道342号(宮村湯田中停車場線)をさらに500mほど谷奥に進むと十王堂があり、そこにも左図の桜が立っている。こちらはさらに開花が遅く、まだやっと咲き初めたところ。
 十王堂近くの路上にたくさん車が駐まっていた。境内にはお年寄りが多数。
 みなさんでお香に火を点けたり、堂内を整えたりと、これから何かの行事がある様子。伺うと、これから観音様にお参りするのだという。(いわゆる観音講だろうか)
 境内に写真入りの案内板があった。
 この観音様は、像高13cmの白磁製(平戸焼だとか)。俗に言うマリヤ観音である。見るからに西洋風な姿をしている。(山ノ内町指定文化財) かつては見王寺(けんのうじ)にあったが、廃寺となったため、昭和18年(1943)頃、十王堂に移したのだという。
 見王寺には、いつ頃、どのような経緯でやってきたのだろうか。この里に隠れキリシタンでもいたのだろうか。想像は尽きないが、その部分についての説明はない。
 部外者の突然の闖入に、最初は訝しげな顔をされたが、桜を撮影に来たとわかると、途端に表情がほころび、いろいろなことを教えて下さった。
 ここに住む人たちにとって、自慢の桜なのだろうと思われる。
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