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洲河崎のカツラの花(雄花) |
名称 洲河崎のカツラ (すがさきのかつら) 名称の典拠 現地の案内板(注1) 樹種 カツラ 樹高 28m(注2) 目通り幹囲 11.7m(注2) 推定樹齢 200−299年(注2) 所在地の地名 鳥取県日野郡江府町久連 〃 3次メッシュコード 5233−73−37 〃 緯度・経度 北緯35度16分52.5秒 東経133度27分52.6秒 鳥取県指定天然記念物(1989年4月18日指定)) 撮影年月日 2016年4月2日 注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による 左図のカツラは、熊ヶ山(くまがせん、642m)の北側の谷奥。名称は「洲河崎のカツラ」だが、熊ヶ山南麓の洲河崎からは道がないのでご注意を。(国指定天然記念物の名称でしばしば例が見られるように、洲河崎は、カツラが立つ場所の旧村名なのではないだろうか) なお、マピオンの地図では、熊ヶ山の北側の大字名は久連(くれ)となっており、上記所在地名はそのように記したが、「とっとり文化財ナビ」では大字名を洲河崎としている。もしかしたら私が間違っているのかも知れない。 日野川左岸の美女石(びじょいし)集落の南から、西の谷奥に入る道がある。この道を大谷(おおだに)集落まで進むと、そこにカツラへの案内図が出ていた。 カツラまでの林道もあることはあるのだが、ひどい悪路らしい。しかも訪問当時は災害で通行止め。ここに車を置いて歩くのが一般的なアプローチのようだ。それに、徒歩なら、一部私有地を通らせていただくことになりそうだが、かなりのショートカットになる。迷わず、近道を選んだ。 大谷からカツラまで、休憩なしで、登り約30分。もともと大部分は林道なのだから、勾配は緩い。途中で振り返ったら、ちらっと大山(だいせん)の姿が見えた。 洲河崎のカツラは、太い幹がやや離れて2本立ち、その回りを細い幹、そしてさらにその外側を、まだ未発達の蘖(ひこばえ)が取り囲んでいる。3世代が同居するカツラである。(全体としては、隣接する2株がくっついた可能性が大きい) 案内板によると、たたら製鉄が盛んだった頃、カツラは、鉄山(かなやま)の守り神である金屋子(かなやご)神が宿る木とされたらしい。 今はもう強い信仰ではないのだろうが、このカツラも神木とされているようで、注連縄をつけている。 |
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