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名称 七葉樹 (とちのき) 名称の典拠 現地の案内板(注1) 樹種 トチノキ 樹高 23m(注2) 目通り幹囲 5.6m(注2) 推定樹齢 不明 所在地の地名 石川県白山市中宮(注3) 〃 3次メッシュコード 5436−35−25 〃 緯度・経度 北緯36度16分35.0秒 東経136度41分33.0秒 吉野谷村指定天然記念物(1971年11月3日指定)(注3) 撮影年月日 2004年6月5日 注1)設置者及び設置年月日不詳。ただし吉野谷村公式ホームページ上の名称やデータが一致しているので、多分、吉野谷村教育委員会が設置したと思われる 注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による。案内板のデータは「目廻り九.一〇メートル」としているが、そんなに太くはない 注3)2005年2月1日、松任市と石川郡7町村が合併して白山市誕生。旧行政区は石川郡吉野谷村 七葉樹のある笥笠中宮神社(すがさちゅうぐうじんじゃ。かつて「笥笠」は「けがさ」と読まれていた)は、白山中宮温泉スキー場のある中宮(ちゅうぐう)集落の東端。ひっそりとした環境にある。 中宮は、もちろん白山神社の中宮の意。山頂の奧宮と、鶴来町にある里宮との中間にあたる。現在では、白峰村一ノ瀬から室堂に至るのが、白山登山のメイン・ルートだが、かつて加賀国から登拝するルートは中宮を通っていた。女性はここまで。この先は女人禁制だったようだ。 中宮は全部で3社あったが、なかでもこの笥笠中宮がもっとも大きかったようだ。神仏分離令以前は、神殿等のほかに、講堂、常行堂、法華三昧堂など、多くの仏教伽藍が建ち並び、威を誇っていた。現小松市の那谷寺(なたでら)等も中宮三社の統制下にあったという。 今の神社からは、かつての栄華を想像するのは難しい。 トチノキは、これら、人間の営みを、どのように見てきたのだろうか。 |
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