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名称 寒水のムクノキ (そうずのむくのき)
名称の典拠 なし
樹種 ムクノキ
樹高 30m(注1)
目通り幹囲 6.1m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 大分県宇佐市安心院町寒水(注2)
〃 3次メッシュコード 5031−02−17
〃 緯度・経度 北緯33度20分46.6秒
東経131度20分30.6秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2010年3月22日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注2)2005年3月31日、宇佐市に合併。旧行政区は宇佐郡安心院町(あじむまち)
安心院(あじむ)と湯布院(ゆふいん)を結ぶ県道50号は、寒水(そうず)集落のところで180度向きを変える。そのカーブの内側に1本の大ムクノキが立っている。
すぐ横まで車で行ってみたが、駐車スペースがない。カーブの湯布院側にある県道脇の駐車スペースに車を置いて歩いた。
旧環境庁資料では、ムクノキは幹囲8.4mと6.1mの2本あることになっている。期待して訪れたのだが、現在は1本のみ。現存する個体は、目視で6m前後。大きかった方が枯れてしまったらしい。
特大のムクノキに会えなかったのは残念だが、残された木には、サイズ以上の威厳が感じられるように思った。
住宅への取付け道路の入口に立ち、こころもち低地側に傾いている。ちょっとした板根風な深い凹凸のある根元は、老ムクノキ独特のものだが、この木では特に力強い。失われた大枝も多いが、まだ多くの枝を残し、中天に大きな樹冠を形成している。
この地のランドマークと言っても差し支えないだろう。
個人の所有ということだが、所有者のみならず、ここに住む人たちの自慢なのではあるまいか。「我が家の近くには、こんなに立派なムクノキがあるよ」ということで。 |
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