ページタイトル:愛宕神社のスギ ロゴ:人里の巨木たち

画像:愛宕神社のスギ(全景) 名称 愛宕神社のスギ (あたごじんじゃのすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 不明
目通り幹囲 5.0m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 千葉県匝瑳市八日市場ロ(注2)
 〃 3次メッシュコード 5340−44−44
 〃 緯度・経度 北緯35度42分26.5秒
           東経140度33分07.5秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2014年5月15日

注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注2)2006年1月23日、1市1町の合併で匝瑳市(そうさし)誕生。旧行政区名は八日市場市





 JR総武本線八日市場駅の北方、敬愛大学八日市場高等学校の東に開く参道を進んで、愛宕神社のスギに会いに行った。
 境内には数本の大杉が立つ。それらのうちでは、拝殿に向かって左手のスギ(左図)が最も大きいようだ。このスギだけが注連縄を付けている。
 大杉の前に、「ひづめ跡」伝説の石が置いてあった。改修以前の石段の一部で、表面に線刻のような円形の跡が残っている。
 案内板の説明では、天保11年(1840)の大火の際、愛宕神社の神像勝軍地蔵菩薩が白馬に乗って石段を駆け下り、当地への延焼を防いでくれた。そのときの白馬の蹄(ひづめ)の跡が残ったのだという。
 愛宕神社は火防の神様を祀っており、また愛宕権現の本地仏が勝軍地蔵であることから、このような伝説ができたのだろう。
 現在、石段は頑丈そうな新しいものになっている。安心して上れる石段になるのは結構だが、そのために「ひづめ跡」伝説も失われては困るということで、今は大杉の前に置かれているわけだ。
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