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名称 曹源寺の椋 (そうげんじのむくのき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 ムクノキ
樹高 25m(注2)
目通り幹囲 5.9m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 鳥取県東伯郡三朝町曹源寺
〃 3次メッシュコード 5333−06−07
〃 緯度・経度 北緯35度20分13.6秒
東経133度50分06.4秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2010年9月26日
注1)2000年6月に三朝町教育委員会が設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
天神川左岸、山裾に曹洞宗梅翁山曹源寺がある。岡山県との県境までは6kmほど。
「当山の梗概(こうがい」と題した案内板によれば、応永8年(1401)の創立で、開山は越前国(現福井県南越前町)慈眼寺2世機堂長応。開基は羽衣石初代城主南條貞宗(霊光院殿像外源賛大居士)。機堂は南條貞宗の次男だという。(ただし、平凡社「鳥取県の地名」は、開基は南條氏貞でなく、山名氏之ではないかとしている)
「通天境」の扁額を掲げた楼門の下、一段低いところに、水平路があり、その横にムクノキの巨木が3本並んでいる。
なかで、向かって一番左に立つ1本が最も太い。
立ち上がってまもなく、ほぼ同じ太さの2幹に分かれているが、片方は分岐点のすぐ上で失われている。今でも十分な大きさだが、かつては、さらに大きな樹冠をいただいていたことだろう。
苔生す石垣が古刹の雰囲気を伝え、根元を数輪のヒガンバナが彩る。そこかしこに山内第一の巨木としての威厳が感じられるように思った。
訪問時現在、天然記念物ではないが、1988年10月1日に、「三朝の名木」指定を受けている。 |
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