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名称 曹源寺のヒサカキ (そうげんじのひさかき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 ヒサカキ
樹高 4.6m/5.3m(注2)
目通り幹囲 2.4m/2.0m(注2) これは根回り
推定樹齢 伝420年(注3)
所在地の地名 山形県鶴岡市鼠ヶ関甲(注4)
〃 3次メッシュコード 5739−64−64
〃 緯度・経度 北緯38度33分31.2秒
東経139度33分07.8秒
山形県指定天然記念物(1953年2月13日指定)
撮影年月日 2019年5月17日
注1)1998年11月に旧温海町教育委員会が設置(合併後、温海町の部分を鶴岡市に訂正)。なお、天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)上記案内板による。いずれも前者が北株、後者が南株のデータ
注3)「慶長4年(1599)佐渡峯庵禅師が鼠ヶ関沖で遭難して助けられ、この寺で手厚いもてなしを受けたお礼に植樹したものという言い伝えがある」(案内板より)ことから
注4)2005年10月1日、鶴岡市周辺の5町村が鶴岡市に合併した。旧行政区は西田川郡温海町
鼠ヶ関漁港の東の高台に曹洞宗蓬莱山曹源寺があり、その本堂と庫裏の間の裏庭に2株のヒサカキがある。いずれも山形県から天然記念物指定を受けている。
ところで、神棚に供える青葉(小枝)といえば榊(サカキ)ということになっているが、サカキは暖かい地方の植物で、平凡社「日本の野生植物 木本T」によると太平洋側では茨城県、日本海側では石川県を自生北限とする。私の住む新潟県には自生しない。
では、新潟県では何を供えるかというと、サカキに近縁のヒサカキである(そのため、新潟県人の大半はヒサカキを榊だと思っている)。ヒサカキは、「サカキ」と称して花屋やスーパーマーケット等でも売っているし、庭にヒサカキを植えている人もいる。山にも普通に生えている。
ヒサカキはサカキよりも寒さに強く、秋田、岩手まで分布するようだ(上記「日本の野生植物」による)。案内板には飛島以外の山形県に自生しないと書いてあったが、本当だろうか。
このヒサカキは自生でないらしいが、それにしても見事なものである。こんなに大きいヒサカキは滅多に見ない。地域の宝物であることは間違いない。
時々訪ねて来る人がいるのか、境内の入口にヒサカキまでのルート図が掲示されていた。
このルート図に従えば、無断で見学させていただいても構わないようである。 |
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