ページタイトル:左右内の一本杉 当サイトのシンボル

画像:左右内の一本杉(幹と並ぶ)

画像:左右内の一本杉
名称 左右内の一本杉 (そうちのいっぽんすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 24m(注2)
目通り幹囲 7.5m(注2)
推定樹齢 1000年(注3)
所在地の地名 徳島県名西郡神山町下分字左右内
 〃 3次メッシュコード 5134−02−06
 〃 緯度・経度 北緯34度00分10秒
           東経134度19分31秒
徳島県指定天然記念物(1954年1月29日指定)
撮影年月日 2010年7月30日


注1)設置者名・設置年月とも不詳。一方、天然記念物指定名称は「左右内の一本スギ」と「スギ」がカタカナ
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注3)徳島県公式WEBサイト中のページ「阿波のごっつい木」による





 四国といえば、お遍路さん。観光バスによるツアーが主流の今日でも、白装束に身を包んで自動車道を歩く「歩き遍路」を多く見かける。
 「歩き遍路」も今は、ほとんど自動車道を歩く。空海が辿ったと伝える昔の遍路道は険しく、今はもう荒れ果ててしまった。
 しかし、第11番藤井寺から第12番焼山寺に向かう遍路道はよく残されていて、ときどき、旧遍路道を歩く人もいる。
 藤井寺から焼山寺への旧遍路道は、そのすべてが険しい山道である。
 その最高地点がここ。標高746mの峠である。峠には一本杉庵があり、休憩のためのベンチもある。
 一本杉庵の名は、もちろんこの大杉に因む。
 空海の手植えと伝える大杉は、大きさもさることながら、燃え立つような枝振りは、植林されたスギを見慣れた目には珍しいことだろう。
 少し前までは、お遍路さんだけが知る大杉だったわけだが、今は県道43号沿いの左右内からこの峠まで、自動車道が開かれている。
 有り難みが薄くなってしまった嫌いもあるが、おかげで、私のような能天気な巨樹探訪者でも、気軽に訪ねることが出来るようになった。
 
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