ページタイトル:祖神の松 当サイトのシンボルマーク

画像:祖神の松 名称 祖神の松 (そしんのまつ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 イチイ
樹高 17m(注2)
目通り幹囲 6.7m(注2)
推定樹齢 1000年(注2)
所在地の地名 北海道士別市西士別町学田
 〃 3次メッシュコード 6642−22−38
 〃 緯度・経度 北緯44度11分41.9秒
           東経142度21分25.9秒
士別市指定天然記念物(2005年9月1日指定)(注3)
撮影年月日 2019年6月7日

注1)設置者名・設置年月とも不詳(士別市又は士別市教育委員会が設置?)。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)今田秀樹著「2018 北海道の巨樹・名木150選」による
注3)指定日は士別市公式ウェブサイトによる。現地案内板では7月1日となっていて日付が一致しない





 樹名に「松」がついているが、イチイである。北海道ではイチイのことを水松(みずまつ)とか松と呼ぶのが普通のようだ。(北海道にアカマツやクロマツは自生しない)
 縁起物の松の名をもらったからか、原野を切り開く際に、大イチイが伐らずに残されることも多く、今も北海道各地に素晴らしいイチイ巨木が見られる。
 この「祖神の松」もその一つ。道有林内に立つ。
 国道239号の脇に案内表示があった。案内に従って学田(がくでん)集落から剣淵川(けんぶちがわ)左岸沿いの林道を北上すると、山道の入口にも案内表示。(駐車スペースあり)
 身支度を済ませ、低い階段を上ると、すぐそこにイチイが。歩き始めて50mほどだろうか。結果的に山歩きの支度は不要だった。
 案内板には『古くから林業関係者に山の守り神としてあがめられ、市民に親しまれてきた名木』とあった。親しみと同時に、市民の誇りでもあるイチイだと思われる。
 イチイは立ち上がってすぐに複数の幹に分かれている。
 キツツキが突いた穴が目立つ幹や失われた幹もあるが、全体としての樹勢は良さそうだ。
 1988年度環境庁調査で全道第1位とされた大イチイである。
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