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名称 神明社のクスノキ (しんめいしゃのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 18m(注1)
目通り幹囲 5.7m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 愛知県豊田市坂上町(提立(そだめ))
〃 3次メッシュコード 5237−42−72
〃 緯度・経度 北緯35度04分20秒
東経137度14分56秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2008年2月11日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による
旧豊田市東部、山間の小集落に鎮座する神明社に、老いたクスノキが生きている。
神明社の境内は狭く、石段上の斜面に、窮屈そうに立っている。
現在の姿は、御覧のとおり。少々、衰弱が激しいようだ。
ところで、参道途中で、「米軍機B29墜落跡/昭和20年1月3日」と記した木の板が掲示されているのを見た。
戦争の時代を生きた人で、「B29」の名を知らぬ人はいないだろう。それも憎悪の対象として。幸い、私は直接知ることはないが。
こんな寒村を爆撃に来たわけではなかろう。事故で落ちたのだろうか。それとも日本の戦闘機に撃墜されたのか。当時の村人の興奮が想像される。
それから63年が過ぎた。
失礼ながら、それほど達筆ではなかったが、丁寧な楷書で書かれたその文字に、村の歴史を伝えようとするひたむきな思いが感じられた。
掲示はクスノキのすぐそば。
まさか、境内に落ちたとも思わないが、その瞬間を見たクスノキなのだろうと思われる。 |
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