ページタイトル:小林寺のケヤキ 当サイトのシンボルマーク

画像:小林寺のケヤキ(幹と並ぶ) 名称 小林寺のケヤキ (しょうりんじのけやき)
名称の典拠 なし
樹種 ケヤキ
樹高 22m(注1)
目通り幹囲 6.0m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 長野県佐久市中込石神
 〃 3次メッシュコード 5438−23−87
 〃 緯度・経度 北緯36度14分22.1秒
           東経138度28分02.0秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2019年12月8日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注2)地表面から1.3mの高さで幹囲を実測





 長野県はしばしば教育県だと言われる。明治の普通教育黎明期に、各地で素晴らしい学校を建て、教育にお金をかけることを惜しまなかったこともよく知られる。
 近代学校建築として最初の国重文指定を受け、訪問の2ヶ月ほど前の令和元年(2019)9月30日に国宝となった松本市の開智(かいち)学校が有名だが、ここ佐久市にも国から重要文化財と史跡のダブル指定を受けた中込(なかごみ)学校がある。校舎完成は明治8年(1875)12月。開智学校より4ヶ月早い。
 真言宗智山派中込山小林寺は、その中込学校から北西に約600m。中込学校の校舎が完成するまでの間、児童が校舎として学んだ寺である。
 小林寺の北を県道139号(小諸中込線)が走り、南には水田。水田の先は千曲川(ちくまがわ)である。
 境内の南半分は墓地になっていて、その南縁に沿ってケヤキ巨木が並ぶ。そのほか、本堂前、参道入口にも巨木があって、ケヤキ巨木の寺と称してもよさそうだ。
 南縁のケヤキ群のなかに最大木がある(左図)。
 環境省データ(1988年度報告値)で幹囲560cmとあるのがこれだと思われる。念のため測って見たら、597cm。今も着実に大きくなりつつあるようだ。
 ところで、余談だが、お墓の名前では小林さんの名が多く目についた。一般によく見る少林寺でなく小林寺の寺号であることと何か関係があるのだろうか。
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