ページタイトル:正観寺の樟 当サイトのシンボル

画像:正観寺の樟 名称 正観寺の樟 (しょうかんじのくす)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 クスノキ
樹高 34m(注2)
目通り幹囲 7.5m(注2)
推定樹齢 伝承600年(注2)
所在地の地名 熊本県菊池市隈府(わいふ)
 〃 3次メッシュコード 4930−36−75
 〃 緯度・経度 北緯32度59分03.1秒
           東経130度49分00.0秒
熊本県指定天然記念物(1963年7月23日指定)
撮影年月日 2011年3月31日

注1)1988年3月に熊本県教育委員会が設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による





 菊池市街地北東部、菊池温泉のホテルに囲まれて、臨済宗南禅寺派の名刹熊耳山正観寺(ゆうじざんしょうかんじ)がある。
 興国5年(1344)、菊池武光(きくちたけみつ。1319〜73)が菩提寺として建立、大方元恢(たいほうげんかい)と、その師である秀山元中(しゅうざんげんちゅう)を招いて開山とした。武光が菊池五山を定めたときには、正観寺は五山の上とされた。また、宝徳3年(1451)には室町幕府によって十刹に列せられた。そのような素晴らしい経歴を有する寺である。(平凡社「熊本県の地名」と案内板を参考)
 境内の端に立つこのクスノキは、武光没後、その墓標として植えられたと伝えられている。上記伝承樹齢はそれに基づくもののようだ。
 上部まで枝分かれせず、また未だ若々しい樹肌を持つクスノキである。
 
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