ページタイトル:猩々の杜のケヤキ サイトのシンボル

画像:猩々の杜のケヤキ

画像:猩々の杜のケヤキ(鎮守堂)
名称 猩々の杜のケヤキ
    (しょうじょうのもりのけやき)
名称の典拠 なし
樹種 ケヤキ
樹高 35m(注1)
目通り幹囲 6.1m(注1)
推定樹齢 200〜299年(注1)
所在地の地名 福井県今立郡池田町東俣
 
〃 3次メッシュコード 5336−62−15
 
〃 緯度・経度 北緯35度51分07.6秒
           東経136度18分46.8秒
天然記念物指定 なし(注2)
撮影年月日 2008年4月26日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注2)天然記念物としてではなく、ケヤキを中心とする境内林は「猩々の杜」として池田町指定史跡(1965年6月1日指定)とされている





 文政10年(1828)から安政6年(1859)までの約30年間、池田郷の大庄屋を務めたのが飯田彦治兵衛家である。
 その飯田家の鎮守堂が、下図に見える「猩々の宮」で、個人のものとしては県内随一の規模だという。
 その境内が、当地の歴史を伝えるものとして史跡に指定されたのだと思うが、それをわざわざ「杜」としているのは、なにかこのケヤキたちに纏わる話が伝わっているのだろうか。
 ケヤキの樹齢は、飯田家が大庄屋を務めた時代よりも、もっと遡りそうだ。境内にはケヤキのほか目につくものはないので、「杜」はケヤキたちを指していると思われる。
 何故、「天然記念物」でなく「史跡」なのだろうか。

 考えてもわかりそうにないので、外に目をやると、周辺の水田は代掻きも終わり、水を張って、田植えを待つばかり。カエルの声も聞こえ始めていた。
 じっと耳を澄まして聞いていると、さまざまな物体や思いを乗せながら、時間が流れていく音が聞こえたような気がした。
 
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