ページタイトル:将軍木 当サイトのシンボル

画像:将軍木_1

画像:将軍木_2
名称 将軍木 (しょうぐんぼく)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 ムクノキ
樹高 16m(注2)
目通り幹囲 8.0m(注2)
推定樹齢 600年以上(注3)
所在地の地名 熊本県菊池市隈府
 〃 3次メッシュコード 4930−36−75
 〃 緯度・経度 北緯32度59分07.2秒
           東経130度48分40.5秒
熊本県指定天然記念物(1963年7月23日指定)
撮影年月日 2011年7月31日

注1)1988年3月に熊本県教育委員会が設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注3)上記案内板による





 県立菊池高等学校正門のすぐ脇に立つ大きなムクノキ。
 案内板に、将軍木の名の由来について記されていた。
 南北朝時代の征西将軍宮懐良親王(かねながしんのう)が菊池氏を頼り、当地に征西府を置いた。このムクノキは、そのとき、懐良親王が地に挿した杖が芽吹いたとも、あるいは親王のお手植えだとも伝えられているらしい。征西将軍宮の植えた木だから「将軍木」だというわけである。
 根元には祠がある。この木は、東方500mほどに鎮座している菊池神社の御神木でもある。10月13日の秋例祭では、この木を懐良親王に見立てて松囃子能(まつばやしのう。国重要無形民俗文化財)が奉納されるという。
 ムクノキは、ご覧の通り、内部がすっかりがらんどう。鉄環と支柱の助け無しでは立っていられそうにない。
 でも、樹勢は悪くなさそうだ。まだしばらくは、この姿を見せ続けてくれることだろう。
 
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