ページタイトル:松月寺のサクラ サイトのシンボル

画像:松月寺のサクラ

画像:松月寺のサクラ(塀を越える幹)
名称 松月寺のサクラ (しょうげつじのさくら)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 ヤマザクラ
樹高 15m(注2)
目通り幹囲 3.5m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 石川県金沢市寺町5丁目
 
〃 3次メッシュコード 5436−65−62
 
〃 緯度・経度 北緯36度33分16.3秒
           東経136度39分05.7秒
国指定天然記念物(1943年8月24日指定)
撮影年月日 2007年6月24日

注1)金沢市が設置(設置年月不詳)
注2)「日本の天然記念物」(1995年、講談社から刊行)。旧環境庁「日本の巨樹・巨木林」では目通り7.81mとあるが、とてもそんなに太くはない





 犀川左岸、寺町の寺院群の一つに曹洞宗瑞亀山松月寺がある。
 斉藤刑部宗忠が白峰和尚のために越前国堀井庄に興した寺だが、前田利家の加賀入国後、元和2年(1616)現在地に移った。(境内の案内板を要約)
 サクラは境内の端、道路側。一部は土塀を乗り越えて枝を伸ばしている。が、現在の枝は新しく伸びた枝が殆どで、岩か土か見分けがつかなくなった幹のみが古い面影を宿しているのみ。
 このサクラは、もとは小松城内にあった。隠居して小松城に入った前田利常が、それを松月寺至岸和尚に与えたのだという。従って、徳川時代には、このサクラの樹下を通行する際には、敬意を表すために槍を倒して通ったそうである。
 花の時期の写真が無くて恐縮だが、上記「日本の天然記念物」によれば、ヤマザクラのうちでも、花は直径4〜5cmと大きく、花弁は白地に紅色を帯びる品種だそうである。葉も芽のうちは赤いようだ。
 清楚な感じのするヤマザクラのなかにあって、少し華やかな花をつけるように思われる(想像するのみ)。
 
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